振動・温度予兆監視装置
振動・温度センサー
20KHz 応答のセンサー VIS-50G
回転機の軸受け異常予兆の振動周波数帯域は10KHz以上であり、この周波数に対応できるセンサーでなければ検出できません。本センサーはこれを可能とします。0~±50gまでの高感度センサー VIS-50G
低ノイズ、高感度のセンサー出力を1/4000の分解能でデジタル処理することで、軸受異常などの強く高速な振動や、アンバランス異常等の低速で微小な変化を検出します。温度監視センサーも VIS-50G
振動の計測とともに温度データも取得し、観察することで機器の異常に気付くことができます。振動・温度センサー VIS-50G 仕様
加速度検出範囲 | 0g~±50g |
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周波数応答範囲 | 0Hz~20KHz |
計測軸数 | 1軸 |
センサタイプ | MEMS |
温度検出範囲 | -10℃~+80℃ |
防滴性能 | IP65相当 |
電源 | 3.3V 計測端末より供給 |
接続ケーブル長 | 2m |
寸法 | 29x41x26 |
取付方法 | マグネットorねじ止め |
VIS-50G 外観寸法
振動・温度計測端末
100KHzサンプリング VIT-100
高速サンプリングを行うことで、軸受異常などの高速な振動も見逃しません。FFT解析 VIT-100
計測した振動データを即座に解析し、ピーク値、10件のピーク値、低周波領域(200Hz以下)における、振動のピーク値と周波数を検出し無線送信します。これにより繊細な予兆監視と無線による電池寿命10年を実現しています。現場生波形の観測 VIT-100+PC
現場に設置された、VIT-100にPCをUSB接続することで、振動の生波形と計測値、解析値をリアルタイム表示させることができます。この波形データはPCによりさらに高度な解析を可能にします。振動・温度計測端末 VIT-100 仕様
AD変換 | 12ビットA/D 100KHz 1秒計測 |
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検出情報 | ピーク加速度 |
ピークを除く上位10件の加速度の平均 | |
低周波成分のピーク値と周波数 | |
温度 | |
計測タイミング | 1時間毎~48時間毎まで可変 |
電源 | 単三電池4本にて10年1日1回計測とした場合 |
寸法 | 126x156x53 |
防滴性能 | IP50(別途防塵・防水Box有り) |
外部I/F | USBx1 |
VIT-100 外観寸法
無線中継による特徴
端末自由配置空間の構築 AM-WR110
AM-WR110を配置することで、その周囲は計測端末を自由に配置可能な空間となります。AM-WR110は中継用無線機により、NM-VI100経由でPCとつながります。端末通信と中継通信の分離 UMM-2400
中継通信をUMM-2400が行うことで、端末との通信を良好に行うための AM-WR110 配置が自由になります。UMM-2400の通信ケーブルは5m、10m、20mを用意しており、中継通信の都合の良い場所に配置することが可能であり、ケーブル長による無線伝送距離の減衰を心配する必要がありません。これにより、見通し通信距離400mが本来の能力を発揮することができます。端末管理台数100台
本システムの振動監視端末管理台数は100台です。この他に90台のセンサー情報収集用の機器を追加可能となっており、環境温度、圧力、照度、流量などのセンサー端末を追加可能としています。(要ソフト追加)
統合的向上環境監視への可能性
振動のみならず、他の環境センサー情報を取得可能とすることで、予兆監視+機械動作環境、作業者環境の監視が実現可能となります。計測端末の無線仕様
無線形式 | IEEE802.15.4 |
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周波数帯 | 2.405GHz~2.493GHz |
チャンネル数 | 19ch |
1システムの使用ch | 2ch |
通信距離 | 見通し400m(環境による) |
中継段数 | 4段 |
端末通信方式 | スリープ&コンテンション |
設定変更は待受けにより実施 |