バーコード活用で管理システムと現場情報をリンク!

データと生産品番の紐付けの方法は?

バーコード活用で、管理システムと現場情報をリンク!

「生産見える化」研究の記事で、UMIO-88を用いた生産情報システム「Factory-Insight」についてご紹介しています。
工作機械の生産信号やエラー信号、段取り替え信号などをUMIO-88で取り込み、稼働監視ができるようになります。ただ、段取り替えがあるというのは、同じ機種を連続的に作り続けるわけではないということです。何を作っているか自動的に記録できなくては、データの手入力処理から解放されません。今回は、この点について研究してみましょう。

FA無線との関係

各種のデータを生産品番と紐付けて集計し、有効活用!

生産品番を把握する方法の定番として、現場でのバーコード入力があります。UMIO-88にはRS232C接続ポートが用意されているので、ここにバーコードスキャナを接続し、段取り替えの際に、生産指示シートに記載された品番バーコードを読み取ります。これで、管理システムと現場の生産数情報をリンクすることができます。

また、段取り替え時間やエラー情報、刃具交換時間等も、生産品番とリンクして集計することで、集計表やグラフの意味がより細分化され、改善のための手がかりも探しやすくなります。ベテランの方が見ると、事前にトラブルを避けることにつながる兆候を発見できる可能性もあります。

工場内で蓄えられていく改善やトラブル回避のノウハウに、こうした「データ蓄積~ビッグデータ処理」を追加することで、より確かなものとしていけるのではないでしょうか。

Factory-Insight
UMIO-88は生産数や機械の状態の信号だけでなく、バーコードも取り込めます。
これを利用することで、「何を生産するのか」という情報も、自動入力できます。

FA無線導入を実現する製品

無線信号入力装置 UMIO-88 接続例

無線信号入力装置 UMIO-88 接続例