フォークリフトを最大限活用
工場内のフォークリフトの動きに無駄が多い…。
無線呼出しシステムで、フォークリフトを最大限活用!
FA無線導入のポイント
システムの構成機器は4つ
(1)無線呼出し端末
8点のスイッチがあるBoxで、個別ID番号が登録されます。搬送してほしい部材の名前が登録されたスイッチを押すと、フォークリフトに搭載された表示端末へ、指示が出ます。
呼出し端末のスイッチは照光式で、点滅で通信状態やフォークの反応が確認できるようになっています。また、部品の減少をセンサーでとらえて、自動で呼び出すタイプの端末も予定されています。
(2)フォークリフト表示端末
呼出しのあった工程番号と要求部品名がリスト表示され、作業を選択して搬送を完了すると、リストが1行消去されます。複数のフォークリフトがあれば、すべてに要求が表示され、誰かが選択すると他のフォークでは選択できなくなります。また、同時選択されない仕組みとなっており、フォークリフトの複走はなくなり、効率が上がります。
(3)無線中継局(エリアマスター)
無線通信エリア確保のため、現場の広さや形状に応じ配置されます。
(4)システムコントローラ(ネットワークマスター)
呼出しから作業完了までの通信全てをこの装置がコントロールしており、その通信ログを出力できるようになっています。
以下のメリットが期待できます
(1)確実なフォーク呼出し
スイッチを押せば、確実にフォークに表示されるため、見落としや忘れによる搬送ミスが減少します。また、通信状態モニターにより、作業者も安心して作業できます。
(2)搬送効率の向上
呼出しの表示灯を探しての走行や、同じ搬送を複数のフォークリフトが行うことがなくなるため、搬送効率が向上し、フォーク台数の削減が可能となります。さらに、フォークリフトによる事故の低減につながります。
(3)搬送実績解析
ネットワークマスターの通信ログより、呼出し作業経過を把握することが可能になります。フォークの稼働状況や搬送時間の実際を把握し、さらなる効率化を検討可能です。