パルスの無線化
生産情報の収集に手間がかかる…。
無線でパルスを収集して、工場ラインの健康診断!
工場内の装置から発生するパルスは、無線を活用して収集・分析することで、生産情報の把握に役立ちます。
無線伝送すると便利な信号としては、工作機械の生産カウント信号、製造ラインの製品カウント信号、電力計のパルス信号、ガス・液体の流量パルス信号などが挙げられます。これらのパルスを収集し、1時間ごとや1日ごとの数値を表やグラフにすることで、機械の調子がわかったり、工程が適正かの分析ができます。
無線伝送すると便利な信号としては、工作機械の生産カウント信号、製造ラインの製品カウント信号、電力計のパルス信号、ガス・液体の流量パルス信号などが挙げられます。これらのパルスを収集し、1時間ごとや1日ごとの数値を表やグラフにすることで、機械の調子がわかったり、工程が適正かの分析ができます。
FA無線導入のポイント
パルス無線化の注意点
パルス信号伝送の無線化は、意外と難しい点があります。無線通信では無線部の電波状況や送信側・受信側の電源状況などが原因で、このパルスを数えられない可能性があり、その対策方法に頭を悩ますことになるのです。パルスカウント収集の問題と対策
パルスが欠落する原因と対策は、以下のようなものです。
(1)パルスカウント値を無線伝送
問題
信号の状態を連続的に送る方法では、送信間隔の間に発生したパルスは認識できない可能性があります。またこの方法は、無線通信エラーに対しても無防備です。
対策
入力側の機器をパルスカウンタ機能にしてカウント値を無線伝送し、受信機は新しく発生したパルス分、出力します。これで、カウンタ機能の分解能より短いパルス以外は見逃しません。
(2)UPS(無停電電源)の導入
問題
入力側あるいは受信側の機器の電源が切れると、パルスカウントができなくなったり、無線伝送前のパルスカウント数が消えてしまうという、困った事態になります。
対策
基本的な対策は、UPS(無停電電源)の導入です。電源再投入時にその旨の情報を送って、それまでの間のパルスをあきらめるという二次的な手段もありますが、情報の重要度とコストとのバランスによる判断となります。
FA無線導入を実現する製品
開発中の無線信号伝送ユニット「UMIO-88」は、このパルスカウント処理を強化して、生産情報収集、電力情報収集のシステムに対応できるように考えられています。近日発売予定なので、ご期待ください。