無線パルスカウント伝送管理システム
本システムアプリケーションの特徴
1)パルスカウント伝送機能
入力されたパルス信号をロギング。そのカウント値を無線伝送し、親局側でI/O信号として出力します。
利点:ロギングされたパルスカウント値を伝送することで、無線通信エラーが起こった場合でも、通信が復帰したときに カウント値にズレが生じないため、正確な数値を伝送することが可能です。(通信エラーの条件により)
※詳細は以下『1. パルスカウント伝送アプリケーションソフトウェア仕様概要』を参照ください。
2)無線中継伝送機能
子機設置位置が直接親機と通信不可能な場合、子機が中継機の機能を兼ねることで、パルスカウント情報を伝送することが可能です。
利点:子機配置位置の自由度が高く、中継専用機を別途設ける必要が無いため、システム構築のトータルコストを 抑えることが出来ます。
※詳細は以下『2. 無線中継伝送システムアプリケーションソフトウェア仕様概要』を参照ください。
入力されたパルス信号をロギング。そのカウント値を無線伝送し、親局側でI/O信号として出力します。
利点:ロギングされたパルスカウント値を伝送することで、無線通信エラーが起こった場合でも、通信が復帰したときに カウント値にズレが生じないため、正確な数値を伝送することが可能です。(通信エラーの条件により)
※詳細は以下『1. パルスカウント伝送アプリケーションソフトウェア仕様概要』を参照ください。
2)無線中継伝送機能
子機設置位置が直接親機と通信不可能な場合、子機が中継機の機能を兼ねることで、パルスカウント情報を伝送することが可能です。
利点:子機配置位置の自由度が高く、中継専用機を別途設ける必要が無いため、システム構築のトータルコストを 抑えることが出来ます。
※詳細は以下『2. 無線中継伝送システムアプリケーションソフトウェア仕様概要』を参照ください。
基本構成イメージ図【例】子機10箇所設置した場合
通信応答速度について
親機と子機の通信応答速度は、子機1台あたり約100msec
子機9台として100×10台=1000msecとなります。
パルス信号出力は、約1sec毎に行われます。
但し、中継伝送を行うことで通信応答時間は長くなります。
親機と子機の通信応答速度は、子機1台あたり約100msec
子機9台として100×10台=1000msecとなります。
パルス信号出力は、約1sec毎に行われます。
但し、中継伝送を行うことで通信応答時間は長くなります。
- ダイバーシティ受信形式について
反射波によるマルチパスフェージング(電波の打ち消しあい)に強い受信形式で、受信効率の向上を目的としています。 - 無線ユニットは防塵、防滴になっておりませんので専用の収納BOXに収納してください。
- 通信設定は、納入時に予め弊社にて設定を行って 納入致します。
【無線通信機器数】
無線デジタル信号伝送ユニット ARN-60510 | ×1台 |
拡張デジタル信号伝送ユニット ARN-61510 | ×1台 |
ユニット接続用RS-485ケーブル | ×1本 |
小型無線デジタル信号伝送ユニット ARN-60530 ※ダイバーシティ受信タイプ |
×10台 |
つば付耐候アンテナ(屋外設置用ケーブル1m付) | ×22本 |
アプリケーションソフトウェアインストール調整費 | ×1式 |
1. パルスアカウント伝送アプリケーションソフトウェア仕様概要
- 子機側は、信号(パルス)をカウントして親機へ無線伝送するとします。親機は受信したカウント数を出力します。【伝送信号内容】パルスカウント 例)パルス幅50msec 1secに5パルス程度
- 親機は、ポーリングを使って子機ごとの情報(パルスカウント)を収集します。
- 親機カウント出力はソフトカスタマイズで、一定のパルス幅50msec(最短)で出力とします。(詳細はパルス伝送詳細イメージ図を参照してください。)出力パルス幅は変更可能です。(初期導入時に決定後、固定)
- 通信が出来なくなる場合を想定して、スレーブはカウントデータを保持するとします。(リトライを繰り返しても通信が出来ない場合には、5秒後にステイタスLEDが点滅します。)
【懸案事項】
- 本システムでは、カウント数をくるわせない条件として電源投入時の手順と電源確保があります。
- 特にスレーブ側の電源確保には、バックアップ電源を設置することで対処が可能と考えます。
- 電源投入順:無線ユニット(親機)⇒無線ユニット(子機)⇒パルス発生器
【カウント出力方法】
- 1. マスター、スレーブ共にパルスカウントを保持して伝送します
- 例)前回マスター出力カウント累計:10
通信時、スレーブカウント:15
よって、出力カウント:15-10=5カウント - 3. カウンタ設定について
- カウンタ設定をMAX‘9999’としてMAXを超えたカウントは0からカウントはじめます。
(保持カウント9999+1=0)
マスターはスレーブとのカウント数の差分を出力しますので、オーバーフロー(カウンタ設定MAXを越える) してもその差分を計算して出力します。
例)前回マスター出力カウント累計:9999
通信時、スレーブカウント:1
よって、出力カウント:差分として2カウントを出力 - ※スレーブ電源OFFにより、リセットされた場合
- スレーブは復帰時に フラグを立ててマスターに‘0’を送信します。マスターはそれを受けて カウンタを‘0’にリセットし、再カウントをはじめます。
マスター、スレーブどちらかの電源が落ちてしまうと、カウンタがリセットされてしまうため、カウント数のずれが生じます。 対処法としては、バックアップ電源の設置が考えられます。
2. 無線中継伝送システムアプリケーションソフトウェア仕様概要
【要点】
- 中継伝送は、2段中継までとします
- 中継ルート設定は親機無線ユニットにて設定ソフト入りPCよりRS-232C接続にて設定を行います
- 各子機は、自己の信号データと合わせて中継下位の子機信号データを上位親機へ伝送します
- 中継ルート設定については、客様にて現地通信環境をご確認の上、伝送ルートをご決定ください
【中継ルート設定について】
- 信号伝送ルート設定は以下のような順番に行われるものとします。
通信はポーリングを行って通信いたします。通信順例は以下の表の通りとなります。 - 中継ルート設定については「中継ルート設定PCソフト」にて監視PCより設定を行うことが可能です。
(中継ルート設定PCソフトについてはソフトカスタマイズ費用に含みます。)
【設定例】
子機名 | 中継機1段 | 中継機2段 | ||
1 | 子機1 | なし | なし | 親機へ |
2 | 子機2 | なし | なし | 親機へ |
3 | 子機3 | 子機1 | なし | 親機へ |
4 | 子機4 | 子機2 | なし | 親機へ |
5 | 子機5 | 子機1 | なし | 親機へ |
6 | 子機6 | 子機5 | 子機1 | 親機へ |
7 | 子機7 | 子機3 | 子機1 | 親機へ |